網戸張り替えの費用相場は?1枚1,000円〜?サイズ別価格
目次
経年劣化や自然災害などで網戸が破れた、虫が入ってこないように対策したいなど、網戸の張り替えを検討されている方が最も気になるのは、やはり費用ではないでしょうか。
本記事では、網戸の張り替えを行う際に発生する費用の目安や、張替え用ネットにどのような種類が存在するのかといった、事前に知っておきたい疑問点について幅広く説明していますので、検討中の方は判断材料の一つとして、ぜひ参考にしてください。
1枚いくらで出来る?サイズ・種類別の網戸張り替え費用相場
サイズによる費用の違い(材料工賃込)
| サイズ | 費用 |
| 小サイズ(窓用) | 1,500円〜2,500円 |
| 中サイズ(半間用) | 2,500円〜3,500円 |
| 大サイズ(掃き出し窓) | 3,500円〜5,000円 |
網戸の張り替えにかかる料金の目安は、依頼するリフォーム業者の方針や、使用する網戸の素材やタイプ、さらに大きさによって幅が出てきます。
張り替える枚数が多い場合には、まとめて依頼することで割安になることがあり、業者によっては網戸を持ち込むことで割引が適用され、全体の費用を抑えられるケースも見受けられます。
一方で、自宅まで網戸を引き取りに来てもらう方法を選ぶと、基本料金とは別に追加費用が発生する可能性があるため、事前に確認しておくことが大切です。
ネット(網)の種類による費用の違い
| ネットの種類 | 費用 |
| 標準ネット(18〜24メッシュ) | 1,000円〜2,500円 |
| 細かいネット(24〜30メッシュ) | 1,500円〜3,500円 |
| ステンレスネット | 3,000円〜5,500円 |
| ペット用ネット | 3,000円〜7,000円 |
網戸の種類によっても費用は変動します。
例えば、目が細かくて虫の侵入をより防げるハイメッシュタイプや、耐久性に優れたステンレス製、さらにペットが引っかいても破れにくいタイプなど、機能性が高いものほど価格は上がる傾向にあります。
加えて、網戸の大きさが大きくなるほど使用する材料や作業量が増えるため、費用もそれに応じて高くなるのが一般的です。
「ピンと張れない」が一番の悩み。網戸DIYで素人が陥る失敗
たるみとシワが発生する
網戸の張り替えは、自分でDIYすることも可能ですが、素人作業ではシワやたるみが生じやすい点がデメリットとして挙げられます。
単に網を交換するだけでなく、ローラーや押さえゴムといった道具も必要で、適切な力加減で作業するのは初心者には難しい作業です。
そのため、業者に依頼すると、職人ならではの技術で網をピンと張った美しい仕上がりにしてもらえる点が大きな利点です。
ゴムの太さ選びを間違えるとすぐに外れてしまう
網戸の網をフレームに固定するには、専用のゴムを使用します。
DIYで張り替えを行う場合は、既存のゴムと同じ太さや形状のものを選ぶ必要がありますが、ゴムには3.5㎜、4.5㎜、5.5㎜など多くのサイズがあり、経年劣化や形状の違いで古いゴムの採寸が難しい場合もあります。
そのため、適切なサイズを選ぶのは思ったよりも手間がかかる作業です。
合わないサイズのゴムを使うと、設置後に隙間ができたり、網がすぐ外れてしまうこともあるので注意が必要です。
フレームが歪んで開閉できない
DIYで網戸の張り替えを行う際、無理にはめ込もうとするとフレームが歪む恐れがあります。
網戸が外れにくい原因としてよくあるのは、フレームの歪みです。
サッシとフレームの間に汚れがたまっている場合も外れにくくなるため、汚れがある場合は掃除してから作業するとスムーズですが、やはりプロの業者に依頼した方が確実ですし、手間がありません。
道具一式を揃えると結局高い
DIYで網戸の張り替えを行う場合、網戸ネット本体に加えて、押さえゴムや網押しローラー、はさみやカッターなどさまざまな道具が必要になります。
100円ショップで手に入るものもありますが、機能性や耐久性を重視するとホームセンターで揃えたくなる方も多いでしょう。
しかし、必要な道具をすべて揃えた結果、プロに依頼する場合の費用とあまり変わらなかったという例も見受けられます。
さらに業者に依頼すれば、美しい仕上がりが得られるだけでなく、張り替え作業の過程で劣化した部品や枠の問題点を発見し、適切な処置を提案してもらえるという利点もあるため、それぞれの利点をしっかりと比較することが重要です。
ただの網じゃない。暮らしを変える「高機能ネット」への張り替え提案
プライバシー対策にはマジックネットがおすすめ
マジックネットは、プライバシー保護に優れた高機能な網戸です。
室内側が黒色、外側が銀色になっているため、外の景色を楽しみつつ外からの視線を遮りたい場合に適しています。
さらに、ホコリがつきにくい特徴もあり、掃除の手間が減る点も魅力です。
ただし、単色の網戸に比べると価格が高めである点はデメリットと言えます。
虫対策には網目が細かいネットが最適
網戸を選ぶ際、多くの人が気にするのは蚊やハエといった虫の侵入です。
虫対策には、網目の細かいタイプを選ぶことが大切です。
例えば、YKK APの「クリアネット」はメッシュが0.9mm角と非常に細かいため、蚊やコバエと呼ばれるチョウバエも通りにくくなっています。さらに、網が細く、風通しも良いです。
また、メーカーによっては、虫が嫌がる薬剤を練り込んだネットが販売されており、数年間にわたって虫を寄せ付けにくい効果を期待できます。
ペットが登っても破れないペットディフェンスタイプ
猫や犬などのペットによって網戸が引っ掻かれてしまったという方に向けて、ペット対策が施された網戸も販売されています。
例えば、ダイオ化成の「ペットディフェンス」は、ポリエステル製の網に塩ビニールでコーティングを施して強度を高めており、ペットによる網目のずれや破損といったトラブルを防ぐことが可能です。
価格も手頃で、DIYでの張り替えにも対応しやすい点が特徴です。
張り替え不可?「枠交換(新調)」が必要になるケース
- フレーム自体が歪んでいる
- 戸車に不調がある
網戸を閉めても隙間ができたり、動きが悪い場合は、網戸のフレーム自体が歪んでいる可能性が高いです。
フレームが歪んでいると網戸に隙間が生じたり、開閉がスムーズにできなくなることがあります。そのような場合は、フレームごと交換することが望ましいです。
網戸をスムーズに動かす小さなタイヤ部分、いわゆる戸車が錆びていたり故障している場合も、網戸に隙間ができたり、開閉がスムーズに行えなくなる原因になります。
このような場合は、網だけを交換するのではなく、戸車自体の取り換えや、場合によっては枠ごとの交換が必要になります。
また、網戸レールがない窓にプリーツ網戸などの特殊な網戸を新規でつけたい場合も枠ごとの交換が必要です。
まとめ
網戸の張り替えにかかる費用相場は、1,000円〜7,000円程度です。
ただし、網戸のサイズや種類によって費用は変動し、元の網戸の引き取ってもらう場合は追加費用が発生します。
虫対策やペット対策が施されている網戸もあるため、サイズだけでなく、機能性についても十分に考慮した上で要望を伝えることが重要です。