神奈川県のリフォーム補助金・助成金制度(2025年度)
神奈川県で使える補助金・助成金制度について
神奈川県では住宅の省エネ改修や耐震補強などに利用できる代表的な補助制度がいくつかあります。ここでは主な制度の要点をご紹介します。
■神奈川県既存住宅省エネ改修事業費補助金
→ つまり「古い住宅の窓や壁などの断熱工事でかかる省エネ改修費を県が一部助成する制度」です。
【補助金額】
補助額は、補助対象経費の1/3が補助されます。
ただし上限は20万円となり、1/3の金額と20万円を比較して少ない方までが補助されます。
【対象者・内容】
- 耐震性能を有する、または現行耐震基準を満たす住宅を所有する個人が対象となります
- 改修工事完了後、その住宅に常時居住することが条件となります
- 断熱化のうち窓や玄関ドアの改修は必須です
- 壁・天井・床も含めた省エネ改修工事が補助の対象となります
※詳しくは各自治体の公式ページをご確認ください。
■神奈川県市町村地域防災力強化事業費補助金
→ つまり「古い住宅の耐震診断や耐震リフォームにかかる費用を県が助成する制度」です。
【補助金額】
- 戸建て(平成12年5月以前に建築)
・耐震診断:5千円〜3万円程度(市町村制度の補助率により変動)
・耐震改修:28万7千円/戸
・耐震改修+不燃化改修:50万円/戸 - マンション(昭和56年5月以前に建築)
・耐震診断:予備診断10万円/棟、本診断50万円/棟
・耐震改修:最大700万円(工事設計費含む)
対象者・内容
- 平成12年5月以前に建築された戸建てが対象となります
- 昭和56年5月以前に建築されたマンションが対象となります
- 耐震診断や耐震改修、不燃化改修にかかる費用が補助されます
※詳しくは各自治体の公式ページをご確認ください。
■神奈川県民間建築物吹付けアスベスト等補助事業
→ つまり「古い建築物の吹付けアスベスト含有調査を県が全額助成する制度」です。
【補助金額】
補助率は10/10で全額補助されます。
ただし補助限度額は1棟あたり25万円までです。
検体1つの小規模調査のみ行う場合は、上限16万円までです。
【対象者・内容】
- 平成元年度以前に建築確認を得て着工した建築物が対象です
- 吹付けアスベスト等の使用が疑われ、未調査の建築物が対象です
- 延べ面積300〜1,000㎡未満の不特定多数利用施設やエレベーターのある建築物が対象です
- 横浜市・川崎市・相模原市ほか12市は対象外です
※詳しくは各自治体の公式ページをご確認ください。
■神奈川県ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス導入費補助金
→ つまり「省エネ性能が非常に高い新築家屋や既存住宅の改修で、電力を含めたエネルギー消費を抑える住宅にするための費用を県が助成する制度」です。
【補助金額】
- ZEH+(Nearly ZEH+含む):90万円/戸
- ZEH(Nearly ZEH含む):55万円/戸
- ZEH Oriented:50万円/戸
- 基準一次エネルギー消費量から再生可能エネルギーを除いた削減率が35%以上のときは+20万円加算
【対象者・内容】
- 個人が対象となります
- 補助事業完了後にその住宅へ常時居住することが条件です
- 新築住宅の建築や購入、既存住宅をZEH仕様へ改修する工事が対象です
- 工事施工者は中小企業である必要があります
※詳しくは各自治体の公式ページをご確認ください。
補助金・助成金申請時の注意点について
- 工事に着手する前に必ず申請が必要です
- 予算枠や募集件数には限りがあり、早期に締め切られることがあります
- 必要書類や証明資料を事前に確認し、余裕を持って準備することが大切です