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浴室ドアを交換する費用の相場料金は?タイプ別比較

浴室ドアの劣化や開閉不良、カビの発生などでお困りの方は多いでしょう。
この記事では、浴室ドアの交換にかかる費用相場をタイプ別に紹介します。
折れ戸・開き戸・引き戸それぞれの特徴と価格帯を比較しながら、交換のメリットや選び方のポイントまで解説しますので、ぜひ参考にしてください。

浴室ドア交換の費用相場とタイプ別の価格例

価格帯 メリット デメリット
折れ戸タイプ 5万円~
10万円前後
• 省スペースで開閉できる
• 開口部が広い
• 価格が比較的安い
• 汚れが溜まりやすい
• 部品の劣化がしやすい
開き戸タイプ 7万円~
12万円前後
• 掃除がしやすい
• 故障しにくく丈夫
• 気密・保温性が高い
• 開閉スペースが必要
• 浴室や脱衣所が狭くなる
引き戸タイプ 10万円~
15万円前後
• 軽い力で開閉できる
• 開口部が最も広い
• 開閉時に邪魔にならない
• スペースが必要
• 汚れが溜まりやすい
• 工事費が高くなることも

浴室ドアの交換費用は、選択するドアのタイプによって変わります。
一般的な相場は、本体価格と工事費を合わせて5万円~15万円前後です。
費用に影響を与える主な理由として、以下の点が挙げられます。

  • ドアのサイズ:開口部が大きいほど本体価格が上がる
  • 素材の種類:アルミ、樹脂、ガラスの組み合わせで価格が変わる
  • 構造タイプ:折れ戸、開き戸、引き戸で工事の難易度が異なる
  • 既存枠の状態:枠の交換が必要な場合は追加費用が発生
  • 浴室のタイプ:ユニットバスか在来工法かで施工方法が変わる

折れ戸タイプ

浴室中折ドアSF型

参考)https://www.lixil.co.jp/lineup/door/bath/b_door/sf/

折れ戸タイプは、現在の浴室ドアとして最も普及している形式です。
ドアが中央で折れ曲がりながら開閉するため、狭いスペースでもスムーズに使用できます。

費用相場:5万円~10万円前後

折れ戸タイプは比較的リーズナブルな価格帯で交換できます。

主な特徴:

  • コンパクトに開閉できるため脱衣所が狭くても設置しやすい
  • 開口部を広く確保でき出入りがしやすい
  • 透明パネルや半透明パネルで採光性を確保できる
  • 豊富なデザインバリエーションから選択可能

折れ戸タイプの強みと注意点

強み:開閉時の動作スペースが少なく狭い浴室にも適している

折れ戸最大の利点は、省スペース性にあります。
開き戸のように大きく前後にスイングしないため、脱衣所側のスペースを有効活用できます。

脱衣所に洗濯機や収納棚が置かれている場合でも設置可能
マンションなど限られた空間でも快適に使用できる
開口幅を広く取れるため入浴介助もしやすい

注意点:可動部が多く掃除やメンテナンスの手間がかかることがある

折れ戸は構造上、可動部品が多いため定期的なメンテナンスが必要です。

  • 中央の折れ目部分に水垢や石鹸カスが溜まりやすい
  • レールやローラー部分の定期的な清掃が必要
  • パッキンやローラーが経年劣化し10年程度で交換が必要になる場合がある

週に1回程度の簡単な掃除を習慣づけることで、長く快適に使用できます。

開き戸タイプ

浴室ドアを替える | YKK AP株式会社

参考)https://www.ykkap.co.jp/consumer/reform/interior/bathroom-door/

開き戸タイプは、一般的な室内ドアと同じように前後に開閉する仕組みです。
シンプルな作りでデザイン性が高く、掃除やメンテナンスがしやすい点が魅力だといえます。

費用相場:7万円~12万円前後

気密性を高めるための特殊なパッキンや、重量のあるガラスパネルを使用する製品が多いため、開き戸タイプは折れ戸と比べて本体価格が上がる傾向にあります。

主な特徴:

  • 構造がシンプルで故障しにくい
  • 可動部が少なく日常的な手入れが楽
  • 密閉性に優れ保温効果が期待できる
  • スタイリッシュなデザインが豊富

開き戸タイプの強みと注意点

強み:構造がシンプルで気密性が高く保温効果も期待できる

開き戸は折れ戸や引き戸と比較して、ドア枠との密着度が高い設計になっています。
パッキンがドア全周を覆う構造のため、隙間風を防ぎやすく浴室内の暖かい空気を逃がしにくいメリットがあります。

  • 冬場のヒートショック対策として有効
  • 脱衣所との温度差を軽減できる
  • 可動部品が蝶番のみでメンテナンスコストを抑えられる
  • 長期間使用しても故障リスクが低い

注意点:外開きにする場合は廊下側のスペースを確保する必要がある

開き戸を設置する際の最大の課題は、開閉に必要なスペースの確保です。

  • 内開きにすると浴室内のスペースを圧迫する
  • 外開きの場合は脱衣所や廊下に十分なスペースが必要
  • 洗濯機や収納家具の配置を考慮しなければならない
  • ドアを全開にできないと使い勝手が悪くなる

設置前には必ず開閉動線を確認し、日常生活で支障が出ないか確認しましょう。

引き戸タイプ

浴室ドアを替える | YKK AP株式会社

参考)https://www.ykkap.co.jp/consumer/reform/interior/bathroom-door/

引き戸タイプは、ドアを横にスライドさせて開閉する形式です。
開口部を最大限に広く使えるため、バリアフリー性能に優れています。

費用相場:10万円~15万円前後

ドアを引き込むための壁面工事や、レール設置に手間がかかる場合があり、工事費が他のタイプより高くなることがあります。

主な特徴:

  • 少ない力でスムーズに開閉できる
  • 開口部が広く車椅子での出入りも容易
  • 上吊り式なら床のレールがなく掃除が簡単
  • 壁面にドアを引き込むためのスペースが必要

引き戸タイプの強みと注意点

強み:開閉がスムーズで車椅子でも使いやすい

引き戸の最大のメリットは、その高いバリアフリー性です。
軽い力で横にスライドさせるだけで開閉できるため、幅広い年齢層の方が使いやすい設計となっています。

  • お子様から高齢者まで誰でも簡単に操作できる
  • ドアが前後に動かないため開閉時に体をよける必要がない
  • 開口部が最も広く確保できるため車椅子での出入りがスムーズ
  • 上吊り式を選べば段差がなくつまずきのリスクも解消される

注意点:レール部分に汚れが溜まりやすく定期的な掃除が必要

引き戸タイプの場合、床面にレールを設置する構造だと、その溝に汚れが蓄積しやすくなります。

  • レールの溝に髪の毛や石鹸カス、ホコリが溜まりやすい
  • 汚れを放置すると雑菌の繁殖源になる
  • 戸車の動きを妨げて開閉が重くなる原因になる
  • 週に1回程度の掃除が必要

掃除の手間を軽減したい場合は、床面にレールがない上吊り式の引き戸がおすすめです。
ただし、上吊り式は壁の強度が必要になるため、設置可能か事前に確認しましょう。

浴室ドアを交換するメリット

浴室 ドア 交換

 

浴室ドアを新しく交換すれば、見た目だけでなく、機能面でも多くのメリットがあります。
古いドアをそのまま使い続けると、カビや腐食が進行し、衛生面や安全面でリスクが高まります。
ここでは、浴室ドア交換によって得られる具体的なメリットをご紹介します。

見た目が一新され清潔感が高まる

長年使用した浴室ドアは、水垢やカビの付着により見た目が劣化します。
新しいドアに交換することで、浴室全体の印象が大きく変わります。

  • 透明度の高いガラスパネルで明るい空間になる
  • 浴室全体が清潔な印象になり来客時も安心
  • 最新のデザインで住宅の価値向上にもつながる

断熱性が上がり冬場の寒さを軽減できる

新しいドアは気密性と断熱性に優れており、浴室内の温度を保ちやすくなります。

  • 冬場の入浴時に感じる寒さが軽減される
  • ヒートショックのリスクを低減できる
  • 脱衣所との温度差が小さくなり快適性が向上する

カビや腐食が防げ衛生的な浴室を維持しやすい

新しい浴室ドアは、素材や表面仕上げの改良により、従来品よりもカビや汚れが付きにくい設計になっています。

  • 水はけの良い構造で水分が溜まりにくい
  • カビが発生しにくい素材を使用している
  • 汚れが付いても簡単に拭き取れる
  • 日々の掃除の負担が軽減される

必要に応じて、防カビコーティングなどの後付け加工を施すことで、さらに衛生性を高めることも可能です。

古いドアより軽量で開閉しやすく安全性が向上する

最新の浴室ドアは、軽量な素材を使用しながらも強度を確保した設計になっています。

  • お子様や高齢者でも無理なく操作できる
  • 指挟み防止機構やソフトクローズ機能を備えた製品もある
  • 開閉時の引っかかりがなくスムーズに動く

浴室ドア交換を検討する際のポイント

浴室 ドア 交換

浴室ドアを交換する際は、単に価格だけで選ぶのではなく、浴室の状況や使用環境に合わせた製品を選ぶことが重要です。
事前に確認すべきポイントを押さえておけば、失敗を防ぎ、長く快適に使用できるドアを選択できます。

浴室タイプ(ユニットバスか在来工法か)を確認する

浴室の構造によって、取り付け可能なドアのタイプや工事方法が異なります。

  • ユニットバス:規格サイズのドアが多く交換が比較的容易
  • 在来工法:オーダーメイドが必要になる場合があり費用が高くなる
  • メーカーによって対応できる浴室タイプが異なる

施工業者に現地調査を依頼し、浴室の構造を正確に把握してもらいましょう。
特にマンションの場合は、管理規約で工事内容に制限がある可能性もあるため、事前確認が必要です。

既存のドア枠の歪みや腐食状態を事前にチェックする

長年使用したドア枠は、水分の影響で歪みや腐食が生じていることがあります。

  • ドア枠が歪んでいると新しいドアが正しく取り付けられない
  • 腐食が進行している場合は枠ごと交換が必要

見積もり時に必ずドア枠の状態を確認してもらい、追加工事の有無と費用を明確にしておきましょう。

浴室の湿気環境に合った素材(アルミ・樹脂など)を選ぶ

浴室は常に高温多湿の環境にさらされるため、素材選びが重要です。

  • アルミ製:耐久性が高くサビに強い、価格も手頃
  • 樹脂製:断熱性に優れ結露しにくい、軽量で開閉しやすい
  • ステンレス製:最も耐久性が高いが価格は高額

換気状況が悪い浴室や、24時間換気システムがない場合は、防カビ性能の高い素材を選ぶと良いでしょう。

気密性・断熱性・メンテナンス性のバランスを考慮する

ドアを選ぶ際は、複数の要素をバランス良く検討することが大切です。

  • 気密性重視:開き戸タイプが最も優れている
  • 断熱性重視:樹脂製や断熱材入りのドアを選ぶ
  • メンテナンス性重視:開き戸タイプが最も手入れが楽

家族構成やライフスタイルに合わせて、何を優先するか決めておくとスムーズです。
高齢者がいる家庭ではバリアフリー性を、小さなお子様がいる家庭では安全性を重視すると良いでしょう。

浴室ドア交換関するよくある質問

Q1 浴室ドアの交換費用はどのくらいかかりますか?

工事費込みで5万円~15万円が相場です。最大でも15万円程度で見ておくとよいでしょう。
タイプ別の目安は以下を参考にしてください。

  • 折れ戸タイプ:5万円~10万円程度
  • 開き戸タイプ:7万円~12万円程度
  • 引き戸タイプ:10万円~15万円程度

※既存のドア枠の状態などにより、追加費用がかかる場合もあります。

Q2 浴室ドアのタイプはどのように選べばいいですか?

各タイプの特徴を理解し、ご家庭の状況や優先順位をベースに選びましょう。
たとえば、バリアフリーや安全性を重視するなら、”引き戸”タイプがおすすめです。

  • 折れ戸:省スペースで設置しやすく最も安価
  • 開き戸:気密性が高く保温効果に優れている
  • 引き戸:バリアフリー性が高く車椅子でも使いやす

Q3 浴室ドアは、いつ交換するのが良いですか?

A3 ドアに以下のような不具合や劣化のサインが見られたら、交換を検討するタイミングです。

  • 開閉がスムーズにいかない、途中で引っかかる
  • ドアの下や隙間から水が漏れる
  • 掃除しても取れないカビや、本体の腐食がある
  • パネル(ガラスや樹脂部分)にヒビが入っている
  • ゴムパッキンが切れたり、ボロボロになっている

Q4 浴室ドア交換の工事期間はどのくらいかかりますか?

A4 一般的には半日~1日程度で完了します。
以下の場合は工事期間が延びる可能性があります。

  • 既存のドア枠に歪みや腐食があり枠ごと交換が必要な場合:1~2日
  • 在来工法の浴室でオーダーメイドが必要な場合:製作期間を含めて2~3週間
  • 引き戸タイプで壁面への引き込み工事が必要な場合:1~2日

※工事中は浴室が使用できなくなるため、事前に業者と工期を確認し、入浴の代替手段を検討しておきましょう。

Q5 浴室ドアの交換後はどのようなメンテナンスが必要ですか?

A5 週1回程度の簡単な清掃が基本です。
洗剤と柔らかいスポンジで汚れを落とし、使用後は水分を拭き取りましょう。

タイプ別メンテナンス例:

  • 折れ戸:折れ目・レール・ローラー部分の汚れをこまめに除去
  • 開き戸:パッキン周りを拭き取り、気密性を維持
  • 引き戸:床レールの溝を定期清掃(上吊り式は掃除が楽)

まとめ

 

浴室ドア交換の費用は5万円~15万円前後が目安

浴室ドアの交換費用は、本体価格と工事費を合わせて5万円~15万円前後が一般的な相場です。

  • 折れ戸タイプ:5万円~10万円程度
  • 開き戸タイプ:7万円~12万円程度
  • 引き戸タイプ:10万円~15万円程度

既存のドア枠の状態や浴室のタイプによっては、追加工事が必要になり費用が上乗せされる場合もあります。
複数の業者から見積もりを取り、詳細な内訳を確認しておくと安心でしょう。

※相場は季節や時期、為替状況等によって大きく変動しますので、あくまで参考値とお考えください

タイプ別に特徴と費用を理解して選ぶことが大切

各タイプにはそれぞれ異なる特徴があります。

  • 折れ戸:省スペースで設置しやすく最も安価
  • 開き戸:気密性が高く保温効果に優れている
  • 引き戸:バリアフリー性が高く車椅子でも使いやすい

ご家庭の浴室環境、家族構成、予算、優先したい機能を総合的に考慮したうえで選択しましょう。

メリットは清潔感・断熱性・安全性の向上

浴室ドアを新しく交換することで、見た目・機能の両面で多くのメリットが得られます。

  • 見た目が一新され浴室全体の清潔感が高まる
  • 気密性と断熱性が向上し冬場の寒さを軽減できる
  • ヒートショック対策や安全機能の向上として有効
  • 防カビ性能や手入れがしやすい

現在古いドアの不具合にお困りの方は、ぜひ浴室ドアの交換を検討してみてください。

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