お風呂リフォームは何日かかる?工事内容別の最短日数早見表
浴槽の破損や給湯器の故障、 バリアフリー対応などを理由にお風呂のリフォームを検討されている方にとって、気になるのはリフォームにかかる期間ではないでしょうか。
リフォーム工事中は当然お風呂が使えなくなってしまうため、長期の工事はできれば避けたいものです。
近年のユニットバスは、以前の商品と比べて施工のしやすさが大幅に向上しており、想定よりもかなり短い時間で工事が終わることがあります。
本記事では、お風呂のリフォームにかかる期間について解説していますので、参考にしてください。
まず最初に「自分の場合は何日か」を判断する
| 工事内容 | 工事にかかる目安 |
| ユニットバスからユニットバスに交換 | 5日〜7日 |
| 在来浴室からユニットバスに交換 | 7日〜12日 |
| 在来浴室のままタイルや防水工事などを実施 | 12日〜18日 |
| 浴槽交換•水栓交換•部分補修のみ | 1日〜3日 |
お風呂のリフォームにかかる日数は、表の通りです。
工事の範囲や現場の状況によって前後することもありますが、一般的なユニットバスの交換であれば、数日で完了することも珍しくありません。
さらに、分譲マンションでリフォームを行う場合は、駐車場やエレベーターの有無、工事時間の制限、作業場所や搬入経路の制約などによって、工事期間が変わることがあります。
工事日数が変わる理由
既存浴室の構造によって変わる
既存浴室の状態は、リフォームに必要な日数を左右する大きな要素になります。
現在使っているユニットバスを同じユニットバスへ交換する場合は、一般的に5日前後が工事の目安になりますが、浴槽だけを取り替えるような単純な内容であれば1日で終わることもあります。
一方で、在来浴室をユニットバスへ変更したいケースでは、作業の難度が高くなる傾向があります。
これは、タイル風呂に規格が存在せず、構造が一定ではないためで、ユニットバスを設置できる状態に整える必要が出てきます。
壁や床を撤去して形を整える斫り作業や土間の打ち直しが求められることもあり、この工程が工期を長引かせる要因になることがあります。
土間補修や下地補修が発生すると工期が延長する
リフォームを行う工程として、養生シートの設置や古い浴室の解体作業を行い、必要に応じて土間コンクリート打設工事や木工事、配線配管工事を実施します。
特に、タイル風呂をユニットバスへリフォームする場合は、土間にコンクリートを打ち込む基礎工事が欠かせません。
この際に使用するコンクリートは、気温や湿度によって乾き方が大きく変わるため、状況によっては予定より工事が長くなることがあります。
また、配管や電気まわりが劣化している場合は、交換工事が必要になることもあり、工期が延長することとなります。
脱衣所や給湯器などの同時施工が発生する
一般的な住宅では、浴室の隣に洗面所が配置されていることが多く、このため同時に手を入れる例がよく見られます。
浴室と洗面所を一緒にリフォームする際の工期は、浴室リフォームに必要な日数に加え、3日前後がプラスされます。
工事期間中にお風呂は使える?生活への影響
お風呂のリフォーム工事における、浴室の解体からユニット組立の工程中はお風呂を使うことができません。
そのため、3日〜6日程度は他の入浴手段を確保しなければいけません。
銭湯やスパなどの公衆浴場が近くにある場合は、そちらを利用すると良いでしょう。
また、工事期間中は仮設水栓や簡易シャワーを備えておくことで、生活に必要な水を確保できます。
仮設シャワーを使えば入浴が難しい期間でも大きな不便を感じずに過ごせます。
さらに、簡易シャワーユニットのレンタルを利用すれば負担を抑えつつ臨時の入浴手段を確保できます。
ただし、ユニットバスをそのまま交換するだけのような単純工事であれば即日終わるケースもあるため、詳細は施工会社に相談してみると確実です。
日数が延びやすいケースと短縮できるケース
日数が延びやすいケース
お風呂のリフォーム工事にかかる日数が延びやすいケースとしては、以下のケースが挙げられます。
- 床や壁の張り替えなどの全面改修を行う場合
- 壁の腐食などの構造上の問題があり、解体や補強が必要
- 配管や電気系統が老朽化している
- 工事開始後にオプションや工事内容の追加を依頼する
- エコ製品など取り付けに専門的な技術が必要な設備を導入する
日数を短縮できるケース
- 壁や床の状態を事前にチェックしておく
- 耐震基準や防水性能が現状の建築基準法に適合している
- 設備を先に納品しておく
- キッチンや洗面所など、他の水回りのリフォームと並行して行う
まとめ
お風呂のリフォームにかかる日数について解説しました。
お風呂リフォームにかかる日数が、1日〜18日程度と工事内容によって大きく異なります。
特に、在来浴室からユニットバスへ交換するケースや、壁の張り替えなどが必要になる全面改修では工期が延長される傾向にあります。
まずは、既存の浴室からどのようなタイプに交換するか、どこまで工事するかを決めることで、リフォームにかかるおおよその日数が判断しやすくなります。
本記事で紹介した、日数が延びやすいケースや短縮できるケースを参考にしていただき、事前準備や工期を左右する要因をしっかりと理解した上でリフォーム計画を立てましょう。