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食洗機を後付けする費用の相場料金は?タイプ別比較

日々発生する洗い物の負担を大きく軽減してくれる食洗機ですが、キッチンリフォームの際に後付けしたい方にとって最も気になるのが費用面でしょう。

この記事では、食洗機の後付け費用相場をタイプ別に詳しく解説します。
卓上型を設置するケース、ビルトイン型を後付けするケース、既存収納を撤去してキャビネット一体型を設置するケースという3つのケースに分けて、それぞれのメリットと注意点をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

食洗機後付けの費用相場とタイプ別価格例

ビルトイン食洗機を後付けする際の費用は、サイズや性能によって異なりますが、商品代と工事費を合わせておおよそ15~40万円程度が目安となります。

この金額には本体価格と取り付け工事費が含まれており、本体の購入費用は10万~20万円前後、取り付け工事には10万~30万円ほどかかります。

ただし、給排水設備やコンセントの新設が必要な場合には、さらに数万円の追加費用が発生することがあります。

ビルトイン型か卓上型か、また給排水工事の有無によっても総費用が変動するため、事前に確認しておくことが大切です。

卓上型を設置するケース

卓上型の食洗機を設置する場合、全体の費用相場はおおよそ15万円〜25万円程度となります。卓上型は、キッチン天板に置くため、設置しやすい点が特徴です。

卓上型には「分岐水栓」を利用して給水するタイプと、「タンク」に給水するタイプがありますが、ここでは分岐水栓タイプについて説明します。

分岐水栓がない場合は新たに購入する必要があり、自宅の水道に適合するものを選ぶことが大切です。ビルトイン型よりも費用は抑えられますが、性能の高い機種では本体価格が10万円を超える場合もあります。

工事費はキャビネットの加工が不要な分、比較的安く済みますが、分岐水栓を新規設置する場合は約1~3万円ほどの追加費用が発生します。

卓上型を設置するケースのメリットと注意点

メリット

  • ビルトイン型と比べて後付けがしやすく、導入コストが比較的安価
  • 設置方法が簡単で賃貸物件でも設置可能なケースが多い

注意点

  • シンク周辺の空いたスペースに設置する必要があるため、予想以上にスペースを取られる場合がある
  • 専用の水栓を設けて使用するため、配線や配管が基本的に露出し、見た目があまりすっきりしない

ビルトイン型を後付けするケース

ビルトイン食洗機を後付けする際の費用は、サイズや性能によって異なりますが、商品代と工事費を合わせておおよそ25万円~45万円程度が目安となります。

給排水設備やコンセントの新設工事が必要な場合には、さらに数万円の追加費用が発生することもあります。

ビルトイン食洗機は、本体と工事がセットになったプランで販売されるケースも多く、個別に本体を購入してから施工業者を探すよりも、セット販売を利用したほうが総費用を抑えられる傾向があります。

費用をできるだけ抑えたい場合は、本体と工事をまとめて依頼できる業者を選ぶのがおすすめです。

ビルトイン食洗機の設置方法としては、シンク横の収納スペースに組み込むケースのほか、シンク下に設置する方法もあります。

シンク下に設置する場合は、通常よりもサイズが小さい「ミドルタイプ」の食洗機を採用するのが一般的です。

ビルトイン型を後付けするケースのメリットと注意点

メリット

  • 見た目がすっきりし、収納や導線が改善される
  • 一般的に60℃~80℃の高温で洗浄を行うため、手洗いでは落としにくい油汚れも除去できる
  • 最短距離で食器などをセットできるため、後片付けがしやすい

注意点

  • セクショナルキッチンではビルトイン食洗機を組み込むための専用スペースが確保されていないことが多く、基本的に設置できない
  • 給排水位置が合わないと追加工事が発生することもある
  • キッチンの収納スペースが1つ減るため、キッチに物が多い家庭には不向き

既存収納を撤去してキャビネット一体型を設置するケース

ビルトイン型の食洗機は、キャビネットに埋め込む形で設置されるため、新築時にオプションとしてつけるケースが一般的です。しかし、条件が合えば後付けも可能です。

ただし、後付けの場合はキャビネットの取り外しや給湯管・排水管の接続など工事の手間がかかるため、設置の難易度は高く、専門業者に依頼する方が良いでしょう。

設置にはキャビネット内に高さ75cm、幅45cm、奥行き60cm以上のスペースが必要で、費用相場は40万円以上となります。

キャビネット一体型設置のメリットと注意点

メリット

  • 専用キャビネットに設置するため、収納スペースとして活用することができる
  • キッチン内部に食洗機が納まるため、レイアウトがスッキリする
  • キャビネット内で稼働するため、卓上型と比べて静音

注意点

  • キッチン天板を一度外してキャビネットを入れ替える工事が発生し、費用が嵩む場合がある
  • キッチンのタイプやレイアウトによっては後付けできないケースもある

食洗機後付けを検討する際のポイント

設置可能か事前に確認する

食洗機、特にビルトイン食洗機を後付けする際は、設置可能かどうかを事前に確認することが非常に重要です。

キッチンの構造や給排水管の種類によっては、後付けできない場合があります。たとえば、排水管の分岐工事が難しい場合や、住宅の建設年代によっては分岐水栓が設置できず、ビルトイン食洗機の接続ができないケースもあります。

そのため、事前に専門業者に現地調査を依頼し、設置可能かどうかを確認することが推奨されます。

給排水管・電源位置を確認

ビルトイン食洗機を設置する際には、給排水管への接続が必須です。

通常、給排水管はシンク下に配置されていますが、設置場所がシンクから離れすぎている場合、配管の延長や工事が必要になり、接続が難しくなることがあります。

また、食洗機を使用するためには電源も必要ですので、コンセントの位置や容量も事前に確認しておく必要があります。200Vは不要ですが、専用回路を利用することを推奨します。

キッチン幅と収納配置のバランスを検討

卓上型食洗機を設置する場合は、まず水平で安定した設置面を確保することが大切です。

設置予定の食洗機の幅と奥行きを正確に測り、壁に沿って置く場合は壁から0.5〜2cmほど離して設置する必要があるため、奥行きに余裕を持たせて計算しましょう。

シンクや作業台にはみ出す場合や調理スペースを圧迫する場合は、専用の置き台を使うことで必要な面積を確保できます。

また、高さの確認も重要で、設置後に照明スイッチが押せなくなる、窓の開閉がしづらくなるなどの不都合がないかも事前にチェックしておくことが必要です。

洗浄容量・収容量をチェックする

食洗機を選ぶ際は、収納容量の違いに注意する必要があります。

日本製のビルトイン食洗機は一般的に6〜7人分、海外製は7〜12人分の食器が洗えます。

単身世帯や夫婦2人世帯なら45cm幅の機種でも十分な場合がありますが、食器を多く使う家庭や大型の鍋・フライパン・まな板なども一緒に洗いたい場合は、45cm幅では容量不足になることがあります。

そのため、ビルトイン食洗機を設置する際は、キッチンの収納スペースだけでなく、家族構成や食器の量も考慮して最適なサイズを選ぶことが重要です。

まとめ

食洗機を後付けする費用は15万円から40万円前後が目安となります。

卓上食洗機は導入しやすい点がメリットですが、レイアウトに合わない点やキッチンスペースを圧迫する点に注意が必要です。

また、ビルトイン型食洗機はデザイン製と利便性に優れている反面、設置費用が高額になるケースもあります。

食洗機の後付けを成功させるためには、キッチンの給排水位置やコンセントの位置を事前にしっかりと確認しておくことが重要です。

また、所有している家電から設置方式を選択することも食洗機導入を成功に導くカギとなるでしょう。

ぜひ今回の記事を参考に、じっくり検討して最適なタイプの食洗機を設置してください。

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